世界大百科事典(旧版)内のMoussinac,L.の言及
【モンタージュ】より
…当時はまだそれを意味する特別なことばはなかったが,グリフィスはすでにモンタージュを発見していたということができる。しかし,モンタージュが理論化されるのは1920年代のフランスとソビエトにおいてであり,たとえばフランスの批評家レオン・ムーシナックLéon Moussinac(1890‐1964)は,映画を〈目で見るリズム〉と考え,映画を組み立てるということは映画にリズムをあたえることであるというモンタージュ論を展開した。アベル・ガンス監督の《鉄路の白薔薇》(1923)はその実験的な代表作とされる。…
※「Moussinac,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」