世界大百科事典(旧版)内の《Musicaenchiriadis》の言及
【中世音楽】より
…この種の劇は,今日,典礼劇と呼ばれている。 850年ころ著されたとされる《音楽の手引きMusica enchiriadis》は,多声音楽の譜例が示されている最古の文献である。多声音楽は,初め,あるグレゴリオ聖歌の旋律の下に,1音符対1音符の関係で新たな旋律を与えて,それらを同時に歌う方式であったが,11世紀も進むと,グレゴリオ聖歌の旋律にのせて,新しい装飾的な旋律を歌うようになった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」