世界大百科事典(旧版)内のmusicapoeticaの言及
【作曲】より
…ルネサンスでは,かつては無名の行為であった作曲が,しだいに創作者個人の独創性においてとらえられるようになった。またバロックに至るルター派神学の伝統では,音楽と言葉との関係を修辞学の原理からとらえなおす〈音楽創作論(ムシカ・ポエティカmusica poetica)〉が唱えられた。バロックでは単旋律的思考の復興(モノディ)と伝統的対位法との相克の止揚を経てラモーの《和声論》(1722)によって近代的な和声法が成立し,さらに通奏低音法,様式論,演奏論などが作曲の前提とされた(和声)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」