世界大百科事典(旧版)内のNautiloideaの言及
【オウムガイ(鸚鵡貝)】より
…化石種は約3500種と多いのに比べ,現生種はわずかに4種で,他にパラオ諸島にパラオオウムガイN.belauensis,ニューカレドニアからフィジーにかけてオオベソオウムガイN.macromphalus,ニューギニアにヒロベソオウムガイN.scrobiculataが産する。【奥谷 喬司】
【化石と系統分類】
化石オウムガイ類(亜綱)Nautiloideaはほぼ75科300属3500種,オウムガイ目Nautilidaだけでも24科165属あって,古生代初期から出現し,地質時代には現在とは比べるべくもなく繁栄した。現在の種を含めて,新生代や中生代のオウムガイ類(狭義)とは異なって,古生代のオウムガイ類(広義)の仲間には,まっすぐに円錐状にのびた殻をもったり,動物の頭の角のように少しだけ曲がった殻をもったりする種類が多かった。…
※「Nautiloidea」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」