百科事典マイペディア 「NC工作機械」の意味・わかりやすい解説
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…航空機の複雑な部品を精度よく加工するために,1950年代になって登場した数値制御技術は,それまで人間が操作することを前提としていた工作機械の無人運転を可能にし,工作機械技術に大きな影響を及ぼした。アメリカで開発されたこの数値制御技術は,部品を加工するのに必要な機械の運動に関する情報を数値符号化して自動運転を行わせるもので,数値制御を利用した工作機械を数値制御工作機械,あるいはNC工作機械(NCはnumerical controlの略)と呼ぶ。この技術はその後日本に導入され,簡単な形状の部品加工における省力化の面で大きな発展を遂げ,工場無人化を推進する原動力となっている。…
…航空機の機体部材は強度と軽量を必要とするので,むだな肉を削る複雑な切削加工が行われているが,途中のミスを避けるには,精度,信頼性のある加工手段が要求される。これらの要求にこたえて開発されたのがNC工作機械で,ディジタル回路技術とサーボ技術の有機的結合によってはじめて可能になった。 従来の工作機械では人間が手で操作して一つずつ加工していた。…
※「NC工作機械」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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