世界大百科事典(旧版)内のNeedham,R.の言及
【親族名称】より
…父の姉妹の子どもは父または父の姉妹と同一名称で呼ばれる。 ニーダムRodney Needhamはしかし,こうした類型は親族名称の一部をとりだして比較した要素主義的分類であると批判した。また,オマハ型親族名称に分類される名称体系を比較すると,母の兄弟とその息子が同一名称で呼ばれることを除くと偏差が著しく,体系全体としての共通性がないとした。…
【文化】より
…彼はこのように文化内の論理的一貫性を示すとともに,文化内の統合を強調しすぎることは危険であり,文化内の矛盾や不統一はそれぞれがかってに動き出すタコの足を思わせると述べている。 エスノサイエンスやギアツとは違う角度から象徴性の意味を研究する人たちにターナーV.Turner,ニーダムR.Needham,スペルベルがいる。ターナーはヌデンブ族の儀礼における象徴の意味を住民自身の解説によってとらえ,さらにいくつもの象徴の間の関係をさぐる。…
※「Needham,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」