世界大百科事典(旧版)内のNeofelisnebulosaの言及
【ウンピョウ(雲豹)】より
…ヒョウに似ているが小さく,尾が長い食肉目ネコ科の哺乳類(イラスト)。タカサゴヒョウ,タイワントラともいう。ネパール,シッキムから東は中国南部,海南島,台湾まで,南はスマトラ島,ボルネオ島まで分布。体長62~107cm,尾長61~91cm,体重16~23kg。体はがんじょうで胴が長く,四肢が短い。頭は幅が狭く,上あごの犬歯が現生ネコ類中もっとも長い。体には灰褐色~黄褐色の地に,黒褐色の斑点と縞があり,体側では6~8個の大きな暗色の斑紋を形成し,それらの前縁と後縁は黒色で縁取られる。…
【ネコ(猫)】より
…切歯は上下顎(じようかがく)とも3対で小さく,食事などにはあまり重要でなく,毛づくろい時によく使用される。上下に各1対ある犬歯は獲物に突き刺して,脊髄や血管を破り,それを殺す武器として重要で,ウンピョウNeofelis nebulosaでは長く,基部の直径のおよそ3倍の長さがある。頰歯(きようし)は草食獣のように臼型でなく,上下の各1対が裂肉歯に特殊化している。…
※「Neofelisnebulosa」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」