世界大百科事典(旧版)内のNeoplasticismeの言及
【デ・ステイル】より
…20世紀初めオランダに興った抽象美術運動。ファン・ドゥースブルフはモンドリアンの絵画と造形思想に共鳴し,彼とともに〈新造形主義Neoplasticisme〉を成立させ,この思想を広めるために雑誌の発行(1917‐28)を中心とした新しい造形運動をライデンで起こした。〈デ・ステイル〉(オランダ語で〈様式〉)はこの雑誌の題で,やがて運動の名称ともなった。…
【モンドリアン】より
…ロンドンを経て,40年にニューヨークへ渡り,この線分にリズム感を付け加えた《ブロードウェー・ブギウギ》(1943)のような晩年の代表作を残した。彼の造形思想〈新造形主義Neoplasticisme〉は20年代以降《デ・ステイル》誌や著書《新しい造型》(1925)などを通じて,絵画はもちろん,現代の建築やデザインの世界にも大きな影響を与えた。抽象芸術【宮島 久雄】。…
※「Neoplasticisme」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」