世界大百科事典(旧版)内のobligationaturalisの言及
【自然債務】より
…裁判所に訴えないという約束で金銭を借りうけた者の債務が,一つの典型例である。この観念は古くから存在し,ローマ社会ではobligatio naturalisの名で呼ばれた。ローマ社会では,当初,奴隷は権利主体ではなく物とされていたが,時代の経過とともに経済力をたくわえるに至り,主人が奴隷から融資を受ける事態を招いた。…
※「obligationaturalis」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」