世界大百科事典(旧版)内のoddjacketの言及
【ジャケット】より
…しかし今日的な意味と形態でのジャケットが成立するのは19世紀で,イギリスでラウンジ・ジャケットlounge jacket,アメリカでサック・コートsack coatと呼ばれる背広型の上着が完成してからのことである。20世紀に入ると,成立当時の古典的な形態をとどめたものはモーニングコートのように礼服として定着し,より簡略になったものはオッド・ジャケットodd jacket(替え上着),スポーツ・ジャケットなど気軽な衣服として発達した。20世紀の後半になると,それまで軍服や作業服として用いられていたジャンパー型,シャツ型,アウター・ウェア(外衣)型などのジャケット類がとくに1970~80年代に街着化して種類も多くなり,一般に定着している。…
【背広】より
…広義には婦人・子ども服を含めた背広型の上着一般を指すが,ふつう〈せびろ〉という場合には男子用の背広型上着と共地のズボンを組み合わせた上下揃い(ツーピース・スーツ)か,これにベストを加えた三つ揃い(スリーピース・スーツ)を意味する。この上下揃い以外にも,スポーツ・ジャケットやブレザーなどの単独の背広型上着も数多く見られ,スーツの上着が組み上(うえ)(スーツ・ジャケット)と呼ばれるのに対して,この種の上着は変り上着(オッド・ジャケットodd jacket)という名称で区別されている。また,黒無地の礼服地でつくった略礼服も背広型をしているが,背広という場合にはビジネス用を中心とした上下揃いが中心になっている。…
※「oddjacket」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」