世界大百科事典(旧版)内のommatidiumの言及
【オモクロム】より
…L‐トリプトファンからキヌレニン,3‐ヒドロキシキヌレニンを経て生成する昆虫の眼色素キサントマチンxanthommatineに代表されるトリプトファン由来の色素化合物の総称。この名称は,最も顕著にこの物質が存在している個眼ommatidiumにちなんでいる。個眼は節足動物の複眼にある個々の小眼で,オモクロムはその角膜の後面にある光受容の単位に含まれている。…
【複眼】より
…節足動物の昆虫類と甲殻類などにある1対の側眼は,多数の個眼ommatidiumが集まってできた眼で,複眼と呼ばれる。それぞれの個眼は1個のレンズをもち,その下に少数(8~9個)の視細胞があり,隣接する個眼との間には色素細胞がある。…
※「ommatidium」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」