世界大百科事典(旧版)内のopportunisticfungusinfectionの言及
【カンジダ症】より
…この菌は,健康な人の口腔,消化管,腟などにつねに存在するが,菌とヒトとの間に力関係のバランスが保たれている場合にはなんら病変を生じない。しかし,菌が異常に増えた場合やヒトの抵抗力が低下した場合にはじめて病原性を発揮するので,内因性真菌症,日和見感染opportunistic fungus infectionの一つと考えられている。発症の誘因として,局所が蒸れたり湿潤するなど菌の発育条件に好ましい状態になった場合や,全身的に糖尿病,血液疾患,栄養障害,悪性腫瘍の合併ないし抗生物質,副腎皮質ホルモン剤,抗癌剤の長期投与などにより免疫力が低下した場合などが知られている。…
※「opportunisticfungusinfection」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」