世界大百科事典(旧版)内のOrtolani'stestの言及
【先天性股関節脱臼】より
…しかし脱臼したまま放置されると寛骨臼や大腿骨頭の形が変化し,関節包が骨頭に癒着したりして,骨頭を臼内に整復することが困難となる。
[症状]
新生児期には外から見える所見に乏しく,股関節を屈曲外転位とし,大腿骨に力を加えて脱臼または整復する操作(オルトラニのテストOrtolani’s test)で脱臼素因を診断する。乳児期には,脱臼側股関節にまたがよく開けない開排制限があり,骨頭を外側に触れ,患肢が短く,大腿のしわが非対称になるなどの症状がある。…
※「Ortolani'stest」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」