世界大百科事典(旧版)内のOsis,K.の言及
【地獄】より
…さらにそれとの連関では,薬物やある種の精神障害にもとづく幻覚経験においても,同様のイメージやビジョンがあらわれる場合が少なくない。1961年にオシスK.Osisとその協力者たちは臨死患者の体験を記録して細かく分析したが,患者たちによる天国や地獄についての超常経験は,LSDやメスカリンによって引きおこされる幻覚症状に類似しているという。また精神分裂病患者はしばしば,終末論的な神話に対応するような宗教的・神秘的な体験について語ったり,それを絵に描いたりしているが,そのなかにも地獄や天国のイメージやビジョンに酷似する場面があらわれるという。…
【霊魂】より
…臨終時体験とは,巷間でよく聞かれる,人間が死ぬ間際に,すでに死亡している近親者を見るなどの体験である。アメリカ心霊研究協会のオシスKarlis Osisらの研究によれば,インドとアメリカという異質な文化圏でほぼ同質の現象が見られたという。生者の中に発動者が特定できないポルターガイスト現象は,ポルターガイスト現象全体の何割かを占めているが,死後生存研究としてのこの方面の研究の難点は,その現象が死者によるものであるという,死後生存の証明にかかわる点の実証がきわめて困難なことである。…
※「Osis,K.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」