世界大百科事典(旧版)内のpīshṭāqの言及
【イスラム美術】より
…一方,寒冷で降雨量の多いアナトリアでは,アラブ型やイラン型のモスクの中庭が,縮小されるか,ドームを架けたホールに変形している。ルーム・セルジューク朝(1077‐1308)時代の建築の特色は,モスクやマドラサの銘文や複雑な装飾文様を施したモニュメンタルな正面入口(ピーシュタークpīshṭāq)の設置である(ディウリイDivriğiのウル・ジャーミUlu Camiと付設の施療所,1229。コニヤのインジェ・ミナレ・メドレセInce Minare Medrese,1265ころ)。…
※「pīshṭāq」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」