世界大百科事典(旧版)内のPalitzsch,J.G.の言及
【彗星】より
…E.ハリーはこの方法によって,それまで観測記録の残っているすい星の軌道を計算し,その結果,1531年,1607年,82年に出現した三つのすい星の軌道が非常によく似ていて,出現の間隔がほぼ76年であることから,これらは同一のすい星が繰り返し出現したものであると考え,次は1758年末か59年初めに再び現れるはずであると予言した。1758年12月25日夜,ドイツのアマチュア天文家パリッチJ.G.Palitzschがこのすい星の再現を観測し,周期すい星の存在が確認された。これは望遠鏡によるすい星掃索の初めであるとともに,アマチュアによるすい星発見の第1号である。…
【ハリーすい星(ハリー彗星)】より
…そして,1758年末か59年初めに再び現れるだろうと予言した。ハリーはこれを確かめずに世を去ったが,1758年12月25日夜,ドイツのアマチュア天文家パリッチJohann Georg Palitzsch(1723‐88)が長さ2.4mの望遠鏡を使って,このすい星の再来を観測し,周期すい星の存在が確定した。このすい星をハリーすい星と呼ぶ。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」