世界大百科事典(旧版)内のPapadat-Bengescu,H.の言及
【ルーマニア】より
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[20世紀]
20世紀初頭,歴史家ヨルガの推進する農民文学運動の中から近代散文芸術の完成者サドベヤヌが出てその後の小説の発展に深い影響を及ぼし,その伝統の中から両大戦間期のレブレヤヌ,アグルビチャヌIon Agârbiceanu(1882‐1962),第2次大戦後のスタンク,プレダMarin Preda(1922‐80),ランクランジャンIon Lǎncrǎnjan(1928‐ ),ポペスクDumitru Radu Popescu(1935‐ ),ニヤグFǎnuş Neagu(1932‐ )らの作家が輩出した。急速な都市化や労働運動の発展とともに,都会の風俗の中に知識人をはじめ多様な階層の人間群像を描く作家たちも登場し,パパダト・ベンジェスクHortensia Papadat‐Bengescu(1876‐1955),(チェザル・)ペトレスクCezar Petrescu(1892‐1961),(カミル・)ペトレスクCamil Petrescu(1894‐1957)らの作品が高い評価を得た。この伝統は第2次大戦後のイバシウクAlexandru Ivasiuc(1933‐77),バルブEugen Barbu(1924‐ ),バイエシュIon Bǎieşu(1933‐ )らによって受け継がれている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」