世界大百科事典(旧版)内のpaper-chaseの言及
【かくれんぼ】より
…その印には,地面に描いた記号,石,折れ枝,森林地帯では樹皮をけずって刻んだ記号などが用いられ,簡単なものはのこくずをまいたり,茂みに毛糸を結んだりする。ペーパー・チェースpaper‐chase(散紙競走)は簡単なトラッキング・ゲームで,19世紀に流行したイギリスの伝統的スポーツ(一隊の犬をつれた兎狩り)に由来している。兎になった一群のあとを,それがまきちらした紙片をたどって犬になった一群が追跡する遊戯で,この紙は兎の体臭を象徴し,紙片のかわりにチョークでも行われる。…
【クロスカントリー・レース】より
…競技場で行うトラック・レースや道路主体のマラソン,駅伝競走とは区別される。ウサギになった何人かの子どもが紙片をまきながら逃げると,それを他の大勢の子どもが猟犬になって追いかけるというイギリスの子どもの遊び〈ウサギ狩りごっこpaper‐chase〉から発展したものといわれるが,最初にクロスカントリーとして組織されたのは1867年で,ロンドンのテムズ・ボートクラブが冬期間の足・腰のトレーニングとしてこれを採用したといわれている。77年には第1回のイギリス選手権が行われ,90年にはアメリカでも最初の選手権が開かれた。…
※「paper-chase」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」