世界大百科事典(旧版)内のparabolicmirrorの言及
【球面鏡】より
…凹面鏡は凸レンズに似た性質があり,f>0,s>0で,焦点より外側に物体を置く(s>f)と倒立した実像が得られ,内側に置く(s<f)と鏡のうしろ側に正立した虚像ができる。広くは回転楕円面,放物面の内側を反射面としたものも凹面鏡に含め,このうち放物面を利用した放物面鏡parabolic mirrorは,焦点から出た光が放物面で反射したのち光軸と平行になるので,自動車のヘッドライトやサーチライトなどに用いられている(図2)。 球面鏡には色収差がまったくないという特徴はあるが,球心に物体を置いた等倍結像系の場合を除き,球面収差をはじめ各種の収差が大きいので単独で用いられることは少ない。…
※「parabolicmirror」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」