世界大百科事典(旧版)内のParcaの言及
【モイラ】より
…彼女たちはひとりひとりの人間について,人生のさまざまのできごとから寿命にいたるまで,運命のすべてをその誕生時に定めると考えられ,クロトが運命の糸をつむぎ出し,ラケシスが運命を割り当て,アトロポスが死の瞬間にその糸を断ち切るとされた。ローマ神話では,もともとお産の女神であったパルカParcaがモイラと同一視された結果,やはり3人の女神とされて,その複数形でパルカエParcaeと呼ばれている。【水谷 智洋】。…
※「Parca」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」