世界大百科事典(旧版)内のPeacock,A.の言及
【福祉社会】より
…個人の企業家精神や民間団体に刺激を与え,相互扶助を盛んにしていけば,国家の役割を減らすことができると考えられていたのである。
[福祉社会をめぐる議論]
福祉社会を真正面から取り上げた最初の学者はピーコックA.Peacockで,1960年に《福祉社会》を書いて注目された。そのなかで彼は1900年と60年を比較し,(1)政府支出(中央と地方の統計,以下同じ)は実質で約5倍,一人当りにして約4倍,対GNP比率は9%から35%へ,(2)政府職員は1891年から1950年にかけて勤労者の3.6%から14%へ,それぞれ膨張した。…
※「Peacock,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」