世界大百科事典(旧版)内のpeersの言及
【プランタジネット朝】より
…まずエドワード2世(在位1307‐26)時代から諸侯勢力が増大した。彼らはそれまで国王と彼の評議会がもっていた政治的な実権を諸侯会議に引き移して,課税,宣戦・講和,政府の人事など国政について協議を行う権利を得,さらにエドワード3世(在位1327‐77)時代には〈貴族身分peers〉として他と区別するようになった。他方,前世紀に導入された直接税が財政的に重要性を増すと,政府は担税者たる地域住民の意思を直接に把握するため,州の代表(騎士)とのちには都市民の代表を頻繁に招集して課税同意を求めた。…
※「peers」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」