世界大百科事典(旧版)内のPhrenologieの言及
【ガル】より
…07年パリに移り,解剖学者シュプルツハイムJohann Christian Spurzheim(1776‐1832)と連名で主著《神経系,とくに脳の解剖学と生理学》(1810‐19)を刊行した。シュプルツハイムは頭蓋の骨相によって人の善悪・賢愚を判定できる〈骨相学Phrenologie〉と銘打って宣伝,一般大衆の注目を浴び,欧米各地に協会が設立された。学界も賛否両論に分かれたが,ガルの死後〈骨相学〉は弟子により愚劣化したため,ガル本人まで汚名を着せられ,脳神経に関する業績も過小評価されるに至った。…
※「Phrenologie」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」