世界大百科事典(旧版)内のplerocercoidの言及
【ジョウチュウ(条虫)】より
…このジョウチュウでは,虫卵内に形成されたコラキディウムは水中で孵化(ふか)し,第1中間宿主のケンミジンコに摂取されてプロケルコイドprocercoidとなる。これが第2中間宿主の魚類に摂取されると,魚肉内で発育して紐状のプレロケルコイドplerocercoidとなる。日本で第2中間宿主として重要なものは,サクラマス,カラフトマス,ニジマス,サケなどであり,ヒトはこれらの魚肉の生食の際プレロケルコイドを摂取して感染し,これが小腸で成虫になる。…
※「plerocercoid」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」