世界大百科事典(旧版)内のPlot,R.の言及
【ホワイト】より
…彼の弟ベンジャミン・ホワイトBenjamin White(1725‐94)が博物学書の出版を手がけていた関係から著者の一人ペナントとギルバートとの親交が始まっており,また《セルボーン博物誌》の初版も弟の手で出版された。牧師や博物学者がその居住地域の故事と自然史を研究し著書にまとめる習慣はプロットRobert Plot(1640‐96)の《スタッフォードシャー博物誌》(1686)を先駆として18~19世紀に流行した。しかしその中からホワイトの著作だけが古典として残ったのは,鳥の渡りや生殖行動をはじめ,生物の生態を自身の目で科学的に観察し,神話や伝承から得た民俗的情報との混同を避けた記述態度によるといえよう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」