世界大百科事典(旧版)内のPolivanov,E.D.の言及
【オポヤーズ】より
…1916年ごろロシアのペトログラードで成立した〈詩的言語研究会〉のことで,詩学と言語学を根底に置くロシア・フォルマリズムの批評運動の一翼を担ったグループ。V.B.シクロフスキー,B.M.エイヘンバウム,Yu.N.トゥイニャーノフ,ヤクビンスキーL.P.Yakubinskii(1892‐1945),ポリワーノフE.D.Polivanov(1891‐1938)らが参加。未来派の芸術運動と関連をもちつつ,文学作品を文学以外の要素に還元する素材としていた従来の批評を拒否して文学の自律性を主張し,〈文学の科学〉の確立を志向し,文学作品の主題構成や文体や構造を分析し,言語表現の方法の面から批評を行おうとした。…
【日本研究】より
…初期の日本学者のなかでは,多年にわたって日本語教育に尽力したスパリビンE.G.Spal’vin,ポズネーエフDmitrii Matveevich Pozdneev(1865‐1942)の名を逸するわけにはいかない。他方,言語学者のポリワーノフEvgenii Dmitrievich Polivanov(1891‐1938)は日本語の系統論と方言研究で世界的に知られた。同様に東洋語学者N.A.ネフスキーはアイヌ語,琉球語の研究に従事した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」