世界大百科事典(旧版)内のPorter,G.の言及
【化学】より
…反応速度論に関連して,20世紀における顕著な進歩は定量的に取り扱いうる反応速度の幅の拡大であった。流通法flow techniqueでは半減期が10-3s程度の反応が限界であったが,ノリッシュRonald George Wreyford Norrish(1897‐1978),ポーターGeorge Porter(1920‐ )の開発になる閃光法(1950ころ)では半減期10-6sくらいの,M.アイゲンの開発した緩和法では10-8~10-9sの反応が取り扱えるようになり,水溶液中のイオン反応,気相中の爆発反応などの詳細が明らかになってきた。もともと化学反応論と化学構造論とは独自の発展の道を歩んできたが,この二つはしだいに接近するようになってきた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」