世界大百科事典(旧版)内のprévôtdesmarchandsの言及
【パリ】より
…ルイ9世(在位1226‐70)治下にこの職に任命されたÉ.ボアローが,王命によって《同職組合の書》を著し,パリの同職ギルドの慣習の一覧を作成したことはよく知られている。パリの市民である手工業者や商人はそれぞれの業種の同職組合に依存して活動したが,こうした勢力を背景に,商人の代表がプレボ・デ・マルシャンprévôt des marchandsとなった。これはパリ奉行の支配下にありながら,商事裁判権を握り,商取引を規制するなどの自治権をもっていた。…
【マルセル】より
…取引を通じてフランドルの改革者と知り合う。市民の信頼を集め1355年,商人頭(パリ市長)prévôt des marchandsとなり,同年北フランスの地方会議で活躍。ポアティエ敗戦後,行政改革と議会の強化を求め57年4月王政府に反抗(エティエンヌ・マルセルの乱)したが,血族の裏切りにあい58年7月31日,サン・タントアーヌ門で暗殺された。…
※「prévôtdesmarchands」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」