世界大百科事典(旧版)内のpresidentialdirective59の言及
【核戦略】より
…この相殺戦略は,都市・工業地帯に対する確証破壊能力を保持しつつ,敵の核戦力,通常兵力,兵站(へいたん),戦争支援産業,航空基地,核貯蔵施設,指揮・管制中枢,ミサイル基地など,広範囲にわたる目標を選別的に攻撃できる能力を持つことを主眼としたもので,シュレジンジャーの提唱したターゲッティング・ドクトリンとほとんど変わらないものといえる。大統領指令第59号presidential directive 59PD59と略す。1980年7月25日,カーター大統領が署名した大統領指令で,アメリカの対ソ核攻撃の立案にあたって,ソ連の都市・工業中枢の破壊とともに軍事目標攻撃の有効性向上に重点をおくよう指示したもの。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」