世界大百科事典(旧版)内のPresser,J.の言及
【オランダ文学】より
… 第2次大戦中のドイツ軍による占領と弾圧下での苦難の体験は,フランクの《隠れ家》(1947。邦訳名《アンネの日記》),ミンコMarga Minco(1920‐ )の《苦い草》(1957),プレッセルJacob Presser(1899‐1970)の《ジロンド党員の夜》(1957)などの優れた記録文学を生んだ。また,大戦を背景にして,人間存在の孤独と不条理を特異な手法で描いたヘルマンスWillem F.Hermans(1921‐ )の小説《ダモクレスの暗い部屋》(1958)は,戦後オランダ文学の傑作として広く読まれている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」