世界大百科事典(旧版)内のprimeministerialgovernmentの言及
【内閣総理大臣】より
…19世紀の首相はなお有力閣僚の一員という面を一部にとどめていたが,世紀末以降大衆政党組織の浸透,国家行政の膨張,軍事・外交体制の変化等の事情から,党と国家両組織の頂点に立つ首相の権能は著しく強まった。現代ではアメリカ大統領と比較し,内閣制cabinet governmentから首相統治制prime ministerial governmentへの移行を主張する見解すら一部に出るほど強力である。他方で議会や与党との関係が首相の場合ほど緊密でない大統領の場合,議会の動向がしばしばその指導力発揮を制約するという問題をかかえることになる。…
※「primeministerialgovernment」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」