世界大百科事典(旧版)内のprimitiveweevilの言及
【密教美術】より
…密教に基づく美術であるが,その様相は複雑である。それは密教の大陸における盛衰と日本における独自の展開によるものであり,ここではまずアジア的視野で概観を試みる。
【アジア的視野】
南・中インドの竜樹系の〈中観(ちゆうがん)論〉と,北・中インドの無著・世親系の〈唯識論〉が接触したナーランダー寺は,パーラ朝には密教学の中心となった。仏教が,バラモン教を摂取したヒンドゥー教の隆盛に対応するため,これらと妥協し,回生を計ろうとしたところに密教学は確立された。…
※「primitiveweevil」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」