世界大百科事典(旧版)内のpublicafidesの言及
【公証人】より
…公証人は,一定の試験に合格し実地修習を経た者,および裁判官,検察官,弁護士の資格をもつ者の中から法務大臣が任命する建前であるが,法定の試験が事実上実施されず,後者が中心であるため,老練かつ安全ではあるが,平均年齢が高く清新潑剌(はつらつ)さを欠くとの批判がある。【三堀 博】
[ヨーロッパ社会]
人と人(あるいは法人相互)の契約,または遺言,贈与などの法的行為を文書に作成し,公証publica fidesを与える公証人は,10世紀ごろ北イタリアにおいてランゴバルド法とローマ法の影響下に成立し,11世紀のボローニャを中心とするローマ法学の復興(中世ローマ法学の成立)と共に自由な職業人としての地位を確立したと考えられている。12世紀には南フランスに出現した。…
※「publicafides」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」