世界大百科事典(旧版)内のpyknictypeの言及
【体型】より
…ヒッポクラテス以来,体型の類型化や気質・行動との関連づけは数多く行われてきたが,ドイツのクレッチマーの研究は画期的である。彼は躁鬱(そううつ)病と精神分裂病と体型との関連に着目し,躁鬱病と〈ふとり型pyknic type〉(脂肪が多く,丸みをもち,四肢が短くずんぐりして皮膚が薄い),分裂病と〈やせ型eptosomic type〉(やせぎすで胸が狭くて薄く,四肢が長く筋肉も薄い)の関係を指摘し,後に癲癇(てんかん)と〈闘士型athletic type〉(胸が広くて厚く,筋骨が発達し,皮膚も厚くて緊張している)との関連をつけ加えた。さらに彼は,精神病の正常への移行系列である循環気質,分裂気質,粘着気質とそれぞれの体型とが密接な相関を示すことを明らかにした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」