radiumemanation(その他表記)radiumemanation

世界大百科事典(旧版)内のradiumemanationの言及

【ラドン】より

…1898年キュリー夫妻はラジウムの化合物の周囲の空気が放射性をもつことを見いだし,これをドルンF.Dornが1900年ラジウムから発生する気体によるものであることを明らかにした。さらにイギリスのE.ラザフォードら,F.ソディ,W.ラムゼーは,この気体が不活性ガスで,周期表中0族に属することを確かめ,ラジウムエマネーションradium emanationと呼んだ。またラムゼーはグレーR.W.Grayとともに比重の測定からそれまでに知られた最も重い気体であることを示し,ガラス管中で気体を液化するとリン光を発するのでラテン語のnitere(輝く)にちなんでニトンnitonと呼ぶことを提唱したが,1923年国際会議でラジウムから変脱生成するものということからラドンの名称が採用された。…

※「radiumemanation」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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