《RationalExpectationsandtheTheoryofPriceMovements》(その他表記)RationalExpectationsandtheTheoryofPriceMovements

世界大百科事典(旧版)内の《RationalExpectationsandtheTheoryofPriceMovements》の言及

【合理的期待形成仮説】より

…そしてこのような完全情報下の均衡状態との対比において,一般に不完全な情報しか得られないような状況での経済変動のメカニズムを解明しようとするものである。この仮説は,1961年ミュースJohn Muthの論文《Rational Expectations and the Theory of Price Movements》ではじめて定式化されたものであるが,マクロ経済分析で重要な役割を果たすようになったのは72年ルーカスRobert E.Lucas,Jr.の論文《Expectations and the Neutrality of Money》を契機としてである。 合理的期待形成仮説の考え方をマクロ経済分析に適用するとき,その最も顕著な結論は,政府がどのような経済政策をとったとしても,個々の経済主体はその帰結を的確に計算して行動するから,結果としてはなんの影響をも及ぼさなくなってしまうというものである。…

※「《RationalExpectationsandtheTheoryofPriceMovements》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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