世界大百科事典(旧版)内のRedi,F.の言及
【自然発生説】より
…アリストテレスはウナギの自然発生を認めていたし,近代に入るまで自然発生を否定する人はいなかった。17世紀にレディF.Redi(1629‐97)は,蛆(うじ)の自然発生を実験的に否定し,それにつづき昆虫などのありそうに思われた自然発生が否定されたことにより,17世紀後半には,自然発生はないとされるようになった。この背景には,神の天地創造以降は自然界の秩序は不変で,生物の種は固定しているとする自然観があった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」