世界大百科事典(旧版)内のReinhold,K.L.の言及
【ドイツ観念論】より
…ドイツ観念論は,神秘主義と唯物論との対立という結果を招いたのである。 カント的な二元性を〈ただひとつの原理〉から導くことによって,克服すべきだという主張を掲げたのは,ラインホルトKarl Leonhard Reinhold(1758‐1823)である。彼は〈意識そのものには,対象との区別の側面と,対象との関係の契機が含まれる〉という〈意識律〉を第一原理とし,意識そのものに,実在性(対象との関係)と観念性(対象との区別)という契機を含みこませた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」