Riḥla(その他表記)Rihla

世界大百科事典(旧版)内のRiḥlaの言及

【イブン・バットゥータ】より

…その後グラナダを訪問したのに続いて,52‐53年にはサハラ砂漠を横断してニジェール川上流域を踏査した。マリーン朝君主の求めに応じてイブン・ジュザイによる口述筆記が行われ,前後30年に及ぶ旅行記は《都市の不思議と旅の驚異を見る者への贈物Tuḥuhfa al‐nuẓẓār》(通称Riḥla)として57年に完成した。イブン・ジュバイルからの借用や若干の記憶違いもあるが,14世紀前半のイスラム世界についておおむね正確で,しかも具体的な情報を伝えている。…

※「Riḥla」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android