世界大百科事典(旧版)内のritual-clownの言及
【道化】より
…それは,文化がみずからの硬直化を防ぐための知恵であったろう。【高橋 康也】
[儀礼の道化ritual‐clown]
プエブロ諸族などのアメリカ・インディアン諸社会では,季節祭などの公的な儀礼に,カチナと呼ばれる神々の仮面をつけた踊り手とともに,仮面の道化が登場する。これらの道化は,文化的秩序の中心としての儀礼の主役(神々としてのカチナ)が表す儀礼的荘厳さや社会的価値をからかって擾乱(じようらん)する働きを演ずる。…
※「ritual-clown」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」