世界大百科事典(旧版)内のRoach,H.の言及
【ロイド】より
…無声映画時代のアメリカのコメディアンで,チャップリン,キートンとともに三大喜劇王と呼ばれる。ネブラスカ州バーチャードの写真屋の子として生まれ,旅回り劇団の端役から映画のエキストラをへて,やがてエキストラ仲間だったハル・ローチHal Roachの設立したロリン・フィルム社で短編喜劇〈ロンサム・リューク〉もの100本余りに出演する。そしてそののち,当時アメリカの都会のどこにでも見られたグレーのフランネル・スーツにストロー・ハット,丸い眼鏡(のちに〈ロイド眼鏡〉と呼ばれるトレードマークになった)というスタイルの新しいキャラクターをつくり出し,チャップリンの亜流のイメージから脱却する。…
※「Roach,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」