世界大百科事典(旧版)内のRodgers,J.の言及
【カントリー・ミュージック】より
…アパラチア山脈地方を中心に伝承されてきたイギリス系民謡が,南部の黒人音楽との接触によりブルースの感覚とかアフリカ起源の楽器バンジョーを取り入れ,1920~30年代におけるレコードやラジオの普及にうながされて現代的な民衆音楽として発展したものである。ごく初期では民謡と明確な境界線は引きがたいが,ミシシッピ州生れのロジャーズJimmie Rodgersが27年にギター弾き語りでセンチメンタルな歌をレコード録音し,これが評判になって以来,プロの歌手による商業音楽として急速に成長した。30年代にはギター,バンジョー,バイオリンなどの楽器によるグループ演奏の形が多くなり,やがてスチール・ギターやドラムも加わり,ギターも電気ギターに変わって,演奏形態は多様化した。…
※「Rodgers,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」