世界大百科事典(旧版)内のRoosa,R.V.の言及
【アベイラビリティ理論】より
…1940‐50年代のアメリカにおいて,金融政策が引締政策として有効であるためには,国債価格の大幅な低下を甘受しなければならないと考えられた。しかしローザR.V.Roosaは,わずかでも金利を上げれば,貸手である銀行が資本損失の計上をおそれて有価証券の売却をためらう(ロック・イン効果)ので,貸出量が減少し,信用のアベイラビリティを減じて引締めが有効であると説いた。金融政策当局である連邦準備制度は,この理論を武器に〈金融政策の復権〉を唱えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」