世界大百科事典(旧版)内のrosariumの言及
【ロザリオ】より
…(1)キリストの生涯の15のおもなできごとを,救いの秘義として〈喜び〉と〈苦しみ〉と〈栄光〉の3種に分け,各秘義にそれぞれ〈主の祈り〉1回とアベ・マリア回を唱えながら黙想する祈りの方法。ロザリオという名称はキリシタン時代から用いられ,原語であるラテン語のrosariumは,〈ばらrosaで編まれた花冠〉の意。これは,15の〈主の祈り〉と150のアベ・マリアが,主キリストの15の秘義と,マリアにたとえられる教会の織り成す祈りの花輪になぞらえられたことによる。…
※「rosarium」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」