世界大百科事典(旧版)内のRosenzweig,S.の言及
【フラストレーション】より
…彼は,フラストレーション状態が続くときは,不適切にもかかわらず,ある反応が異常に持続する現象を見いだし,それを異常固定反応と名づけた。さらにローゼンツワイクS.Rosenzweigはフラストレーション状態における反応様式を分類し,要求固執型,障害優位型,自我防衛型とし,攻撃の向かう方向を外罰,内罰,無罰に分類して,これらの組合せによって人格を記述する方法を考えた。彼はまた,フラストレーション状態にありながら,心理的不適応にならずに耐える能力が人間にあることを認め,それを〈フラストレーション耐性frustration tolerance〉と呼んだ。…
※「Rosenzweig,S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」