世界大百科事典(旧版)内のRothschild,M.A.の言及
【フランクフルト・アム・マイン】より
…なかでも銀行業の発達はめざましく,その特色は私立銀行にあった。ロートシルトMayer Amschel Rothschild(1743‐1812)は,ユダヤ人街に生まれ,5人の息子たちとともにヨーロッパ金融市場を支配し(ロスチャイルド家),ベートマン兄弟Johann Philipp Bethmann(1715‐93),Simon Moritz von Bethmann(1768‐1826)は,運輸業から銀行家となった。彼らは,諸侯や外国政府に融資し,国債発行を助け,信用を築きあげた。…
【ロスチャイルド家】より
…ユダヤ教徒の家柄で,シオニズム運動の発展にも寄与した。フランクフルト・マム・マインで〈赤い盾Rotschild〉を家号とする両替商マイヤー・アムシェルMeyer Amschel Rothschild(1744‐1812)はヘッセン伯ウィルヘルム9世の寵を得て,その〈宮廷銀行家〉として急速に富を築いた。自国の農民を傭兵として売りさばくことで有名だったヘッセン伯のおこぼれにあずかったのである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」