世界大百科事典(旧版)内のRousset,J.の言及
【バロック文学】より
…その理論化は多岐にわたり,共通尺度となる定義づけがないのが現状である。 フランス文学でのおもな理論はレーモンMarcel RaymondとルーセJean Roussetによって提出されている。前者は,16世紀後半の宗教戦争期に,殉教の栄光,魂の苦悩,惨劇への恐怖と怒り,黙示録的幻想等を激烈な調子で歌ったプロテスタントの軍人T.A.ドービニェの《悲愴曲》をバロック詩の筆頭に挙げる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」