世界大百科事典(旧版)内のRoyalExchangeの言及
【シティ】より
… 商品,資金,情報等の取引の中心であったシティには,そのための特有の施設が多数つくられた。中世以来の各種商品取引所――家畜のスミスフィールド,水産物のビリングズゲート,毛織物のブラックウェル・ホールなど――のほか,1568年にはトマス・グレシャムによって王立取引所Royal Exchangeが設立され,また17世紀末から18世紀にかけては,コーヒー・ハウスが群生して商品取引や情報交換の場としての役割を果たした。1773年には〈スレッドニードル街の老婦人Old Lady of Threadneedle Street〉とあだ名されたイングランド銀行に接してロンドン株式取引所が設立され,同じころ海運取引を主とするバルト海取引所も設立された。…
【商品取引所】より
…チューリップの球根が熱狂的な先物の対象となり,ダイヤモンド1カラットの値段に匹敵するまで上がったあと大暴落したチューリップの投機騒動は,このアムステルダム取引所がおもな舞台だった。 1568年に生まれたロンドンの取引所(1571年the Royal Exchangeとして正式に開所)がアムステルダム取引所に代わってヨーロッパの商取引の中心となるのは,19世紀の産業革命を経てイギリスが世界経済の頂点になったころからである。さらに20世紀に入るとアメリカ各地で穀物,非鉄金属,皮革,ゴムなどの取引所が続々と生まれ(〈シカゴ商品取引所〉〈ニューヨーク商品取引所〉の項参照),イギリスと並ぶ商品取引の中心地となっていった。…
※「RoyalExchange」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」