世界大百科事典(旧版)内のryegrassの言及
【イタリアンライグラス】より
…牧草として利用するイネ科の一~二年草(イラスト)。ネズミムギともいう。ドクムギ属Loliumを一般にライグラスryegrassと呼び,この種はイタリアで栽培が始まったところからこの名がついた。原産地は地中海沿岸で,現在では世界中の温帯で栽培がみられ,また野生化もしている。日本へは明治初期に渡来した。草高は40~80cmほどで叢生(そうせい)する。若い葉は円錐状に巻いて現れ,初夏に小穂が2列に並んだ平たい穂を出す。…
【ドクムギ(毒麦)】より
…菌に侵されなければ毒ではない。 ドクムギ属Loliumの植物は英名をrye grassといい,牧草になるものが多い。小穂に芒(のぎ)のあるネズミムギL.multiflorum Lam.(別名イタリアンライグラスItalian rye‐grass)やホソムギL.perenne L.(別名ペレニアルライグラスperennial rye‐grass)はともにヨーロッパ産でそれぞれ牧草,芝生用に輸入されたが逸出して帰化植物となった。…
※「ryegrass」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」