sūtradhāra(英語表記)sutradhara

世界大百科事典(旧版)内のsūtradhāraの言及

【インド演劇】より

…中央アジアで発見されたアシュバゴーシャの戯曲断片の一つに,宗教的な抽象概念を擬人化して演技させる寓意劇(または譬喩劇)とよばれるものがあるが,後にクリシュナミシュラKṛṣṇamiśra(11世紀)は,ビシュヌ派の教義を宣揚した6幕の寓意劇《プラボーダチャンドローダヤPrabodhacandrodaya(悟りの月の出)》を出して劇壇に新しい形式の流行をもたらした。
[俳優]
 古代のインド劇では,女形はきわめてまれで,一座は男優と女優から成り,一座を率いる座頭(スートラダーラsūtradhāra)は座員を指導するとともに,自らプロローグに登場して劇の作者および内容を紹介した。座頭の妻は通常女優として出演し,また一座の面倒をみなければならなかった。…

※「sūtradhāra」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android